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【編集者のおすすめ】“北京テルン”の工作に警鐘 河添恵子、杉田水脈著『「歴史戦」はオンナの闘い』

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“北京テルン”の工作に警鐘 河添恵子、杉田水脈著『「歴史戦」はオンナの闘い』

 担当編集者として断言したい。「歴史戦」に関する書籍で、本書に匹敵する類書はない。「歴史戦」というと、多くの日本人は「朝日新聞が慰安婦報道の誤報を認めたのだから勝負はついた」「歴史戦なんて金にならない」と歯牙にもかけないかもしれない。だが、中国や韓国、あるいは日本国内の反日勢力にとって「南京」「慰安婦」「戦時中の労働」は被害者ビジネス、つまり錬金術であり“血を流さない戦争”は続いている。

 ソビエト連邦が消滅して四半世紀を経ているが、コミンテルン(共産主義インターナショナル)は弱体化したどころか活気づいている。その毒牙は90年代以降、国連やわが国を主舞台に、中国共産党の主導により“北京テルン”として再起を図ってきた。政官財やメディアの「媚中」ぶりは、本紙の読者にとって「釈迦に説法」。だが、「保育所や学童保育など、家庭に近い現場にまでコミンテルンの工作が着々と進んでいる」と著者2人は警鐘を鳴らす。

 河添恵子氏は、「日本の強さの根源が、皇室、家族にあると分析し、北京テルンは、その価値観の解体、果ては属国化をもくろんでいる」と指摘。さらに、「日本を取り巻く環境は、中国国民党と宋美齢がピークだった1940年代に酷似していると感じるのは私だけ?」と現状を憂える。杉田水脈氏は、「国連は弱者に優しい中立な国際機関ではない!」と、経験を踏まえて語る。唯一無二の情報と女性ならではの視点が満載の“超・挑発的”な一冊だ。(PHP研究所・1600円+税)

 PHP研究所学芸出版部 編集長・白石泰稔

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