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【アート】久留米・石橋美術館が60年の歴史に幕 青木繁「海の幸」などブリヂストン創業者が集めた至極のコレクションをじっくりと…

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久留米・石橋美術館が60年の歴史に幕 青木繁「海の幸」などブリヂストン創業者が集めた至極のコレクションをじっくりと…

青木繁「海の幸」(重要文化財)1904年 石橋財団石橋美術館蔵 千葉県南部の布良海岸で制作した、教科書でもおなじみの青木の代表作 青木繁「海の幸」(重要文化財)1904年 石橋財団石橋美術館蔵 千葉県南部の布良海岸で制作した、教科書でもおなじみの青木の代表作

 青木繁(1882~1911年)の「海の幸」や坂本繁二郎(1882~1969年)の「放牧三馬」など、近代洋画の名品を所蔵することで知られる「石橋美術館」(福岡県久留米市)が、まもなく60年の歴史に幕を閉じる。最後の展覧会「石橋美術館物語」が28日まで開かれており、お気に入りの名画をもう一度目に焼き付けておこうと、連日多くの人々が詰めかけている。

 とはいえ美術館自体がこの地から消えるわけではない。施設の改修工事を経て、11月19日には「久留米市美術館」としてオープンし、一からコレクションを築いていくという。一体どういうことなのか。理由は、美術館の歩みをたどることでわかってくる。

 九州にまだ本格的な美術館がなかった昭和31年4月、久留米に“美の殿堂”をもたらしたのは、ブリヂストンの創業者で著名な美術収集家でもあった石橋正二郎。彼は既に東京でブリヂストン美術館を開館させていたが、郷里の要望に応える形で石橋美術館を中核とした「石橋文化センター」を建設、久留米市に寄贈した。つまり美術館は“市立”のような位置づけだが、長年運営を任され、収蔵品を有するのは石橋財団(東京)という、珍しい形態だったのだ。

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