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【ペットの健康講座(18)】犬アトピーとの付き合い方

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【ペットの健康講座(18)】
犬アトピーとの付き合い方

 アトピー性皮膚炎に悩む人が増えているようですが、犬にも「犬アトピー性皮膚炎」という病気があるのをご存じですか?

 犬アトピー性皮膚炎は、アレルギーによる皮膚炎の一つ。ダニやハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が原因で、5歳くらいまでに発症することが多いようです。

 症状が表れやすいのは、脇やおなか、内ももなど、皮膚が薄くなっている部位です。発症には「アトピー体質」と呼ばれる遺伝的な要素が関わっており、それに起因して皮膚を健康に保つためのバリア機能が低下していることが原因と考えられています。

 ただ、かゆみを伴う皮膚病には、犬アトピー性皮膚炎以外にもさまざまなものが考えられます。細菌感染による膿皮症(のうひしょう)やダニの寄生による疥癬(かいせん)、食物アレルギーなどがあり、それぞれの治療法は大きく異なります。

 犬アトピー性皮膚炎の治療は、炎症を抑えるステロイド剤を内服してかゆみを抑えることが中心になります。ただし、副反応が出ることもあるため、多用することはお勧めできません。

 日常生活でも、ほこりやダニなどを防ぐ清潔な環境を心がけたり、低アレルギー食を与えたりするなどの工夫で、薬の量を減らせる場合もありますので、試してみてください。

 皮膚のバリアに必要なセラミドの合成を促す、数種類のビタミンBやアミノ酸が配合された食事を与えると効果的なこともあります。

 犬それぞれの体質が大きく影響する犬アトピー性皮膚炎。完全に治すことが非常に難しい病気です。愛犬が診断されたら、根気強く付き合っていきましょう。(ロイヤルカナン ジャポン 獣医師 原田洋志)

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