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【水平垂直】「使える英語」どう教える 中教審案 授業時間確保・小学校教員の質が課題

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「使える英語」どう教える 中教審案 授業時間確保・小学校教員の質が課題

アクティブ・ラーニングを取り入れ、食料生産について学ぶ千葉大付属小5年生の社会科の授業 =6月、千葉市 アクティブ・ラーニングを取り入れ、食料生産について学ぶ千葉大付属小5年生の社会科の授業 =6月、千葉市

 グローバル化の進展で“使える英語”が求められる中、次期学習指導要領の審議まとめ案で英語教育の強化方針が示された。小学校英語では国語との連携も重視されるが、指導者を確保できるかなど課題も多い。

 英語はコミュニケーション能力の向上が課題とされており、英語を使って「何ができるか」「どのように学ぶか」に重点を置く。

 最も大きく変わるのは小学校英語だ。現行では5、6年生で実施している「聞く」「話す」中心の英語活動に、「読む」「書く」を加えて教科化。文字も使って学習する中学英語に円滑につなげる。国語と連携し、日本語の音声や語順との違いに気づかせる。

 小学校での教科化に伴い、指導する単語数は高卒レベルで現行の3千語から4千~5千語程度に増える。授業時数は各学年で週1コマ分増えるが、他の教科を削減しないため、時間の確保が課題となる。まとめ案では、15分程度の短時間学習の設定や長期休業の活用など柔軟な時間割編成が必要としている。

 小中一貫の東京都品川区立日野学園では20分学習を設けたり、1コマ45分を5年生以上で50分に延ばすなどして国の基準を超す授業を実施しており、これらを英語の増加分に充てることで対応できるという。西島勇校長は「子供は5年進級時に少し戸惑う程度で、負担感はないようだ。むしろ教員の勤務時間を考えなければいけない」と話す。

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