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【アート 美】瀬戸内国際芸術祭 幸せのありか、海に問いかけて

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【アート 美】
瀬戸内国際芸術祭 幸せのありか、海に問いかけて

リン・シュンロン「国境を越えて・潮」。196の子供の像はそれぞれの国の方向を向いており、胸にはその首都までの距離が記されている リン・シュンロン「国境を越えて・潮」。196の子供の像はそれぞれの国の方向を向いており、胸にはその首都までの距離が記されている

 小豆島(香川県)北部の砂浜に、196体もの子供の像が並んでいる。台湾のアーティスト、リン・シュンロン(58)の作品「国境を越えて・潮」。きっかけは昨年、トルコの海岸に変わり果てた姿で漂着したシリア難民の男の子の写真だった。「僕の次男と同じ3歳。悲しいね」。戦争やテロなど大人の都合で犠牲となった、世界中の子供たちへの哀悼である。

 196は日本が承認している国家の数。台湾は入っていない。「国のせいで人と人の間に壁ができてしまう。子供はそんなこと関係なく一緒に遊べるのに」

 現地の砂に砂糖や餅粉などを混ぜて造った像は、徐々に波に洗われ削られてゆく。最後は石膏(せっこう)のバラを付けた鉄芯だけになり、墓標のようになるという。設置には地元の人も協力した。

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