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【生前退位】国民的議論の深化望まれ 天皇陛下、早期公表をご決断

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【生前退位】
国民的議論の深化望まれ 天皇陛下、早期公表をご決断

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 「生前退位」の意向を示している天皇陛下が、8月にもお気持ちを公表される背景には何があるのか。宮内庁関係者は「退位が可能となるための法改正など、環境が整うにも相当な時間がかかるはず。陛下は、ご自身でお気持ちを示されることで、国民的な議論が深まることを望まれているのだろう」と指摘。議論を進めるために、早期の公表を決断されたとみられる。

 宮内庁関係者によると、陛下には「象徴天皇は活動が伴ってこそ。活動が全うできなくなればその地位にふさわしくない」との一貫したご姿勢がある。陛下はこれまでも、体力が低下して公務を十分に果たせなくなれば退位も辞さないとの考えを周囲に漏らされてきた。それは、宮内庁が陛下にご公務の負担軽減を提示し始めた時期と重なる。即位20年を迎えた平成21年に式典でのお言葉を原則なくしたのを皮切りに、80歳の26年には新嘗祭(にいなめさい)の「暁の儀」へのお出ましを中止。今年5月にも面会の一部を取りやめられるなどした。

 陛下はその度に難色を示したといい、24年と25年の誕生日会見でも「しばらくはこのままでいきたい」と述べられている。陛下はがんや心臓の手術を経験されたが、喫緊の健康問題はない。近年は式典での段取りの誤りも増え、昨年の誕生日会見で「年齢というものを感じる」と述べたが、公務への意欲は一向に衰えておられない。

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