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【からだのレシピ】閉経後の内臓脂肪型肥満に注意

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【からだのレシピ】
閉経後の内臓脂肪型肥満に注意

女性たちが気楽に立ち寄れるスポーツ施設は貴重だ=神奈川県平塚市のカーブス 女性たちが気楽に立ち寄れるスポーツ施設は貴重だ=神奈川県平塚市のカーブス

 ■女性専用の健康体操教室「カーブス」 無理のない運動で燃焼

 肥満の中でも、さまざまな生活習慣病の引き金になるのが内臓脂肪型肥満だ。もはや男性の専売特許ではない。専門医は「閉経後の女性はとくに太りやすくなる。自分に合った方法で、内臓脂肪を減らすことが大切」と中高年の女性にも注意を呼び掛けている。

 太田総合病院(川崎市川崎区)の島本透子医師(循環器内科)は「女性ホルモンは血管保護などの作用があるが、閉経とともに女性ホルモンの分泌が減り、内臓脂肪がつきやすくなる」と話す。そのうえで、「筋肉がつけば代謝がよくなり、内臓脂肪は燃えやすくなる。医師に相談しながら軽い運動から始めたら良い」と勧める。

 ポイントは手軽に続けられることだ。

 最近、住宅街でよく見かける女性専用の健康体操教室「カーブス」は買い物途中でも通える手軽さが売りだ。わずか30分間に12種のマシンで筋力をつけ、各マシンの間では足踏みの有酸素運動を行い、最後にストレッチをする。

 これだけで十分なのかという不安もある中、この30分の運動と内臓脂肪との関係について筑波大大学院久野研究室との共同研究はある結果を示している。それによると、25人の女性が参加した内臓脂肪を測定するプログラムで参加前は平均83・2平方センチあった内臓脂肪面積が、半年間・週3回のカーブスの運動プログラムを続けたところ、62・2平方センチと21平方センチの減、減少率は25%強となった。

 この運動を継続すると、どのような効果が得られるのか。カーブス「平塚徳延」教室(神奈川県平塚市)を取材した。2年前から週3回ほど通う同市の調理師、斉藤明江さん(64)は「まず、ひざ痛が消え、次に手すりが必要だった階段も楽に下りられるようになりました」、同市のフラワーデザイナー、寺井后子さん(55)は「カーブスで運動を始めてしばらくすると、腰痛がなくなった」という。

 それだけなく、2人とも最近の健診で血糖値、コレステロール値が基準値に入ったそうだ。寺井さんは超音波検査で「おなかの中がすごくきれい」と内臓脂肪が減ったとの診断を受けた。運動で内臓脂肪が燃焼したとみられている。

 島本医師は「内臓脂肪が燃えれば体形がスマートになるばかりか、健診の数値が改善し、動脈硬化や糖尿病のリスクが小さくなる」と話している。

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