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【ビジネスパーソンの必読書】『ロケット・ササキ』『ゼロイチ』『米軍式 人を動かすマネジメント』

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【ビジネスパーソンの必読書】
『ロケット・ササキ』『ゼロイチ』『米軍式 人を動かすマネジメント』

『米軍式 人を動かすマネジメント』田中靖浩著(日本経済新聞出版社・1600円+税) 『米軍式 人を動かすマネジメント』田中靖浩著(日本経済新聞出版社・1600円+税)

 国立西洋美術館の建物が世界遺産に登録された。建築は構造力学など厳しい制限の中で独創性を発揮しなければならない芸術だ。ビジネスで新しいアイデアが求められるときにも必ず制限がある。どこまで制限ギリギリまで迫れるか。その判断力も重要なビジネススキルの一つといえる。(情報工場「SERENDIP」編集部

独創でなく共創を

『ロケット・ササキ』大西康之著(新潮社・1500円+税

 米国一流企業のエンジニアから「着想のスピードがロケット級」として「ロケット・ササキ」のあだ名をつけられた、元シャープ副社長の佐々木正氏。小型電卓開発競争に勝利したことから「電卓の父」とも呼ばれる伝説のエンジニアだ。本書は、高度成長期のエレクトロニクス産業を引っぱった佐々木氏の波瀾(はらん)万丈の人生を追った評伝。

 国内外に幅の広い人脈を築き、「共創」をモットーとした佐々木氏は、孫正義氏から「大恩人」と呼ばれ、スティーブ・ジョブズ氏にもアドバイスを与えた。「共創」とは「独創」の反対で、人脈を生かして一緒に新しいものを生み出す努力をすることだ。

 佐々木氏が経営の第一線から離れた後、シャープは「オンリーワン」「ブラックボックス戦略」を掲げ「共創」とは正反対の方向に突き進む。その是非は軽々には断じられないが、もし「共創」のDNAが同社の経営に残っていたら-と考えずにはいられない。

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