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「標的-特捜検事 冨永真一」25日から新連載小説 作者・真山仁さん「ぶつかり合う正義と正義」

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「標的-特捜検事 冨永真一」25日から新連載小説 作者・真山仁さん「ぶつかり合う正義と正義」

金沢市で取材する真山仁さん(大西史朗撮影) 金沢市で取材する真山仁さん(大西史朗撮影)

  日本初の女性首相に手をかけた政治家VS東京地検特捜部の切れ者検事-。人気作家の真山仁さん(54)による本紙の新連載小説『標的-特捜検事 冨永真一』が25日、スタートする。「巨悪」に挑む地検特捜部は良くも悪くもイメージだけが先行している。組織の中で懸命に頑張る人間の姿をリアルに描きたいという真山さん。それぞれが理想を求めるゆえに「正義と正義がぶつかり合う物語」を構想している。

 「誰も踏み込まない領域を探して、新しいチャンネルの小説を書こうとしてきた」と話す。投資ファンドを描いた『ハゲタカ』シリーズ、原発事故を予見したと話題になった『ベイジン』、地熱発電をモチーフにした『マグマ』…。地検特捜部もその流れに連なるのだろう。「最初の動機は自分が『知りたい』と思ったから。エンターテインメントとしても、権力者の犯罪を追うというのは面白い素材ですしね」

 人呼んで、取材の鬼。徹底的にリアルに描くのは、じつはエンターテインメントとして面白くするためだという。「検事が手続きをすっ飛ばして、議員会館のドアを蹴って『逮捕する!』ってやるのは、痛快かもしれないけど、ありえないわけですよ。関係者を聴取するだけでもどれだけの困難があるか」。簡単ではないからこそ、それでも前に進めるか、正義感やモチベーションが試される。

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