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「石内都展 Frida is」 日常の彼女と対話する

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「石内都展 Frida is」 日常の彼女と対話する

フリーダとの共通点は「ものをつくる、表現する、自分で稼ぐ」。女性として表現者として、フリーダとの出会いは大きいという石内都さん フリーダとの共通点は「ものをつくる、表現する、自分で稼ぐ」。女性として表現者として、フリーダとの出会いは大きいという石内都さん

 「実は同館キュレーターから撮影依頼が来たとき、なぜ私が、と思った。フリーダのことを熱狂的に好きな人はいますが、私は一般常識程度にしか興味がなかった」と石内さんは振り返る。病と交通事故による体の痛みに一生涯さいなまれつつも、画家のディエゴ・リベラと愛憎に満ちた結婚生活を送り、革命家トロツキー、若き彫刻家イサム・ノグチらと浮名を流す…。そんな恋と画業に生きた激しいイメージが、フリーダにはつきまとう。

 「でも3週間、彼女の日常に触れていると、全く違っていた」。悩んだり、じっと痛みに耐えたり、何もせずボーッとしたりと、等身大のフリーダがそこにいた。彼女の絵画も「ずっと見ていられる。印刷だと痛々しいところが出ちゃうけれど、生で見るとタッチが何だか優しいのよね」。

 石内さんがフィルムに焼き付けた遺品からは、フリーダのきゃしゃな体つきや体温、匂いなど、彼女の存在がリアリティーを持って感じられる。おしゃれを愛した女性だったのだろう。刺繍(ししゅう)で飾られた伝統的なテワナドレス、小物や化粧道具ひとつとっても、美意識が行き届いているのがわかる。そして、たくさんのコルセットや医薬品…。

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