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マダニ感染症にインフル薬が効く? 国立感染症研究所など臨床研究

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マダニ感染症にインフル薬が効く? 国立感染症研究所など臨床研究

 マダニが媒介し、有効な治療薬がない「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の治療に、インフルエンザ薬アビガン(一般名・ファビピラビル)を使う臨床研究を、国立感染症研究所や愛媛大などのチームが始めた。

 SFTSは主にマダニにかまれてウイルスに感染、発熱や下痢などの症状が出る。西日本を中心に発生が報告され、高齢者の患者が多く致死率は6~30%と高い。マウスの実験でアビガンが効く可能性が示された。臨床研究は国立感染研と愛媛大、長崎大が実施。中国、四国や九州などの30余りの医療機関が参加を計画している。患者や感染が強く疑われる患者にアビガンを投与し効果や安全性を確認する。アビガンは富士フイルム傘下の富山化学工業(東京)が開発。厚生労働省研究班の実験で、投与しないマウスはほとんどが死んだのに対し、症状が進んでから投与した場合でも約半数が生き残ったとの結果が出た。

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