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【書評】教科書的な作りとは一線 『流れをつかむ日本の歴史』山本博文著

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【書評】
教科書的な作りとは一線 『流れをつかむ日本の歴史』山本博文著

『流れをつかむ日本の歴史』 『流れをつかむ日本の歴史』

 著者は、今やテレビ番組や時代劇の時代考証などで引っ張りだこの歴史学者。「日本史がスラスラと頭に入る明快な解説」を信条としており、本書でもその点は徹底している。

 具体的には、各時代を生きた人間たちが、何を思いどう動いたのかをリアルにイメージできるよう、血の通った物語に仕立て、読者に考えさせることに腐心。事実の羅列に終始する、教科書的な作りとは一線を画している。

 実は事実かと有力視され始めた最新の学説も豊富に紹介。中でも日本人の起源に関する記述には大いに想像力をかき立てられる。(角川書店・1500円+税)

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