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商標の登録諦めないで 特許庁呼びかけ 「自撮り」「歩きスマホ」…先願され断念例も

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商標の登録諦めないで 特許庁呼びかけ 「自撮り」「歩きスマホ」…先願され断念例も

特許庁のホームページに掲載された商標出願に関する呼びかけの文書(松本健吾撮影) 特許庁のホームページに掲載された商標出願に関する呼びかけの文書(松本健吾撮影)

 「自撮り」「保育園落ちた」「歩きスマホ」「スタップ細胞はあります」-。誰もが知っている言葉が特定の人物から大量に商標登録出願されるケースが相次ぎ、問題となっている。こうした出願は通常、登録が認められることはないが、トラブルを避けたい正当な出願者が早々に登録を断念することも。特許庁は一般の出願者に対し自身の商標登録を諦めることのないよう、異例の呼びかけを始めている。

「争い回避」

 特許庁によると、日本の商標登録の出願数は年間9万~13万件程度で推移している。このうち、ある特定の人物が平成25年以降に年間1万件あまりを出願。27年は約1万4700件に達しており、全出願の1割以上を占めた。「民泊」や「リニア中央新幹線」「保活」などのほか、実在する複数の政党名を出願したこともある。

 群馬県太田市で10月に開館予定の文化複合施設「太田市美術館・図書館」の愛称「おおたBITO(びと)」も、「BITO」がこの人物に先に出願されていたため使用をやめた。

 同市開館準備室は「先願の人と争ってまで使おうとは考えなかった」と話す。当面、正式名称で呼ぶという。

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