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【マンスリー将棋】「自分で決めた」ソフト戦へ羽生

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【マンスリー将棋】
「自分で決めた」ソフト戦へ羽生

最強将棋ソフトとの対局が期待される羽生善治棋聖 最強将棋ソフトとの対局が期待される羽生善治棋聖

 将棋界の頂点に立つ天才棋士VS最強ソフト-。羽生善治棋聖(45)=王位・王座=が5月、プロ棋士とコンピューターソフトが戦う「第2期電王戦」の出場者を決める「第2期叡王戦」への初参加を表明したことで、将棋ファンが長年待ち望む“世紀の決戦”が実現に向けて動き出した。

 羽生棋聖は今月25日に行われる叡王戦の初戦を前に、「ソフトの力は毎年確実に向上している。いまの将棋界の状況や関係者の思い、技術の進歩などを総合して自分で決めました」と初参戦の理由を明かした。

 プロ公式戦となる叡王戦は12月までトーナメント形式で争われ、優勝者が来春開催予定の第2期電王戦でソフトと2番勝負を戦う。今春の「第1期電王戦」では、山崎隆之八段(35)がソフトに2連敗している。

 将棋界を背負う第一人者の羽生棋聖はこれまで、「出るとなると1年間公式戦を休場して準備しないと」などと慎重姿勢で、第1期叡王戦への参加を見送ってきた。意表を突いた今回の参戦表明に、電王戦を主催するドワンゴの川上量生会長(47)も「聞いたときは体が震えた」と驚きを隠さない。

 人間VSソフトの対決は今年3月、囲碁ソフト「アルファ碁」が世界トップクラスの棋士を破って大きな話題を呼んだ。将棋の頂上対決にも期待が高まっているが、羽生棋聖が第2期電王戦にたどり着くまでの道のりは遠い。「まずは初戦に集中します」と意気込みを語った。(藤田昌俊)

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