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【書評】「“妖怪”は世界中にいる」…『水木サンと妖怪たち 見えないけれど、そこにいる』水木しげる著

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【書評】
「“妖怪”は世界中にいる」…『水木サンと妖怪たち 見えないけれど、そこにいる』水木しげる著

(筑摩書房・1400円+税) (筑摩書房・1400円+税)

 昨年11月、93歳で亡くなった漫画家、水木しげるさんが盛んに海外に出掛けていた頃のエッセーや対談を集めた。

 70代の水木さんは、漫画から妖怪画へと関心を移し、1990年代にはラバウル、ニューギニア、メキシコなど計33回も渡航し、現地の妖怪と“交流”した。

 東南アジアの山岳民族、セノイ族に伝わる妖怪「舌長」や、アメリカンインディアン、ホピ族の「白鬼」など挿入された妖怪画も迫力満点。「“妖怪”は日本だけじゃなく、世界中にいて、しかも日本のと似ている」との水木さんの言葉が真実味を帯びる。(筑摩書房・1400円+税)

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