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【解答乱麻】主権者教育の基本は家庭に ジャーナリスト・細川珠生

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【解答乱麻】
主権者教育の基本は家庭に ジャーナリスト・細川珠生

22日に参院選の公示を控える国会議事堂=20日午後、東京都千代田区永田町(斎藤良雄撮影) 22日に参院選の公示を控える国会議事堂=20日午後、東京都千代田区永田町(斎藤良雄撮影)

 学校教育では限界があるとすれば、本当に主権者教育ができるのは誰であろうか。それは親である。つまり家庭において、政治に対し、どのように考えるかを教えるべきなのである。

 先日、カリフォルニア州弁護士でタレントのケント・ギルバート氏に、なぜ日本人は、自分たちの憲法は占領軍が(草案を)作ったということを知らないのか、と聞かれた。私は「学校で習っていないからです」と即答した。しかし、自分で答えておきながら、それは理由にならないことも百も承知であった。少なくとも、私自身は占領軍が作ったことは子供の頃から知っていたので、自然とそのことを知っている人もいるのだ。

 専門家は別として一般的な日本人の憲法に対する知識は、学校で習う「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という三原則程度である。占領軍によって草案が作られたことを知っているのと知らないのとの違いは、親が教えてくれたかどうか、にあるのだ。

 つまり、主権者教育の基本は家庭にあるということだ。日ごろから、政治で議論されていること、社会で話題になっていることを、家庭での食卓の話題にできれば、あるいは父親と母親が話題にしていれば、それを一方的に聞くだけであっても、子供は自然と関心を持つようになる。もちろん、家庭でもお互いに意見を言い合うことができれば、なおよいが、そこまでしなくても、十分政治への関心は高まる。もちろん、政治への関心を持つきっかけはそれだけではなく、友人や社会での経験が影響することもあるだろう。しかし、関心を持ったことに対して正しく考えることができるかどうかは、親がどのような考えを持ち、それを子供に教えているかどうかによる。

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