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「肉フェス」でカンピロバクター食中毒 鶏肉はしっかり加熱を

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「肉フェス」でカンピロバクター食中毒 鶏肉はしっかり加熱を

鶏のささ身とむね肉。カンピロバクターに汚染されている可能性があるため、内閣府食品安全委員会は十分な加熱調理を呼びかけている (本文とは関係ありません) 鶏のささ身とむね肉。カンピロバクターに汚染されている可能性があるため、内閣府食品安全委員会は十分な加熱調理を呼びかけている (本文とは関係ありません)

 ゴールデンウイークに、東京都や福岡市で行われたイベント「肉フェス」で、軽く湯通ししたり、表面をあぶったりした半生の鶏肉を食べた約600人以上が、カンピロバクターによる食中毒となった。生の鶏肉の提供は法律で禁止されているわけではないが、カンピロバクターによる食中毒となるリスクがある。内閣府食品安全委員会は、鶏肉は中心部まで十分加熱するよう呼びかけている。(平沢裕子)

新鮮でも汚染

 「肉フェス」は、日本や世界のさまざまな肉料理を販売するイベントで、各地で行われ、人気を呼んでいる。

 今回の食中毒の原因とみられるのは、軽く湯通しした鶏のささ身や表面を火であぶった鶏のむね肉をのせたすし。

 東京都の会場では464人が発症、364人が医療機関を受診し、うち12人が入院した。福岡市の会場では食べた175人中108人が下痢や発熱などの食中毒症状を訴え、69人が医療機関を受診した。検査の結果、いずれもカンピロバクターによる食中毒と判明。半生の鶏肉を食べたことが原因の可能性が高い。イベントのホームページでは、「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」などとアピールしていた。

 カンピロバクターは、鶏や牛、豚など家畜の腸管内に生息する細菌。特に鶏の腸管内にいる確率が高く、加工直後の鶏肉の60%以上が汚染されているという調査もある。

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