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「『水素水』はかつてブームを巻き起こした『あの水』と同じだった」…産経ニュース記事に日本医科大の太田成男教授が反論

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「『水素水』はかつてブームを巻き起こした『あの水』と同じだった」…産経ニュース記事に日本医科大の太田成男教授が反論

太田成男・日本医科大教授 太田成男・日本医科大教授

 H2は水に溶けないという人もいるが、1気圧下では、水1リットルに1.6mgのH2が溶けることがわかっている。H2はこの80分の1の濃度で細胞に抗酸化効果を発揮したり、遺伝子発現を制御したりすることがわかっているので、水素水を飲んで何らかの効果がでるのは、別に不思議な事ではない。

6.水素医学の展開

 2007年に私たちがNature Medicineに分子状水素が生体内で有害な活性酸素を除去し、水素ガスを吸う事で脳梗塞ラットを保護することを示した。その後、モデル動物に水素水を飲ませた効果も示し、現在は世界中から400報くらいの水素医学関連論文がでている。400報の論文がでているというと、少なくとも400の新しい発見があるということ意味しており、様々なことがあらゆる視点から検証されてきたことが理解できるだろう。

 最初は培養細胞を用いて研究され、次に動物実験、小規模臨床試験と進み、現在は人を対象とした研究論文が20報程度報告されている。少人数でも統計的に有意な効果が示されているので、水素は大きな効果を発揮することが明らかにされている。このように動物実験で認められた水素の効果は人に対しても再現されることが示されている。現在は50人-200人を対象とする臨床試験が進められているので、近い将来、さらに明確になるだろう。研究は、水素ガスの吸引効果だけでなく、水素水の引用、水素溶液点滴など様々なH2の投与方法にて検証されている。

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