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「機能性表示食品」開始から1年 届け出300品超、好調商品も

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「機能性表示食品」開始から1年 届け出300品超、好調商品も

パッケージに健康への効果を表示した機能性表示食品 パッケージに健康への効果を表示した機能性表示食品

 企業が科学的な根拠を届け出れば健康効果を表示できる「機能性表示食品」制度が始まって1年が過ぎた。届け出は300品目を超え、売り上げを伸ばした商品もある。一方で、消費者からは公表されている届け出情報が分かりにくいとの声も出ている。(平沢裕子)

 ◆半数が加工食品

 雪印メグミルクは平成21年発売のヨーグルトを昨年8月、機能性表示食品としてリニューアルした。中身は変えず、パッケージに「内臓脂肪を減らす」と記載したところ、今年1月から3カ月間の販売額が、リニューアル前の3カ月間に比べ4倍増に。同社広報部は「効能を明確に伝えられたのが良かった」と話す。

 パッケージに「情報の記憶をサポート」と大きく記載したフィッシュソーセージを今年4月に発売したマルハニチロ。含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)の機能性を表示したもので、同社広報IR部によると、「取り扱ってくれる店舗が多く、動きがいい」という。

 一方、「脂肪の吸収を抑える」などとうたった茶飲料やノンアルコールビールなど売り上げが目標に届かなかった商品も。食品業界に詳しい関係者は「売り上げを伸ばしているのはごく一部。好調なものも一時的な広告効果によるものかもしれず、表示の効果がどの程度あるのか、現時点では分からない」と指摘する。

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