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【東日本大震災】被災カキ養殖場が国際認証 「津波は住民の前に進む気持ちまでは壊せなかった」宮城・南三陸

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【東日本大震災】
被災カキ養殖場が国際認証 「津波は住民の前に進む気持ちまでは壊せなかった」宮城・南三陸

 水産養殖管理協議会のジョン・ホワイト氏(左)から国際認証状を受け取る宮城県漁業協同組合戸倉出張所の後藤清広カキ部会長=18日、宮城県南三陸町のホテル  水産養殖管理協議会のジョン・ホワイト氏(左)から国際認証状を受け取る宮城県漁業協同組合戸倉出張所の後藤清広カキ部会長=18日、宮城県南三陸町のホテル

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町戸倉地区のカキ養殖場が、震災を機に環境に配慮した取り組みを進めたとして国際認証を取得し、18日、同町で記念式典が開かれた。認証は世界自然保護基金(WWF)などが支援して設立した非営利団体「水産養殖管理協議会」(ASC、オランダ)から3月に得たもので、国内では初めて。

 戸倉地区では、カキの養殖いかだが津波で壊滅的な損害を受けたが、過剰生産を改めようと、震災前の3分の1以下となる約300台に減らして復旧。漁場に栄養分が行き渡るようになり、カキも震災前より短期間で大きく育つようになった。

 記念式典でASC本部推進普及ディレクターのジョン・ホワイト氏は「津波は大きな被害を与えたが、住民の前に進む気持ちまでは壊せなかった。カキ養殖業はよみがえり、新たな一歩を踏み出した」と取り組みを称賛した。

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