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【大学ナビ】地域内連携で相乗効果、教育力アップ

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地域内連携で相乗効果、教育力アップ

 同じ地域にある大学同士の連携協定が増えている。地域内の課題解決、活性化などを目的に、互いに協力し合うことで、良い相乗効果を生んでいる、という。

 埼玉県では、日本工業大(宮代町)、埼玉県立大(越谷市)、埼玉医科大(毛呂山町)、城西大(坂戸市)の4大学が文部科学省の「大学間連携共同教育推進事業(地域連携)」の選定を受け、2012(平成24)年から、「彩の国連携力育成プロジェクト」を展開している。地域の人たちの質の高い暮らしの実現に向けて、地域活性化の専門家らの助言を受けながら、住民間のつながり、絆を強める「連携力」をアップするための専門職連携教育(IPE)を大学の科目として共同で開発・実施することを目指している。

 東京都千代田区の大妻女子大は、区主催の「千代田のさくらまつり」の一環として、地域貢献・交流イベント「大妻さくらフェスティバル2016」を開催した。これは千代田区と、大妻女子大を含む区内11大学が協力・連携して地域の活性化や地域文化の内外への発信を目的としている。地域に関する研究「千代田学」のパネル展示や、地域連携プロジェクトの活動報告会、地域交流を深めるさまざまなパフォーマンスやスタンプラリー、茶会などのイベントなどを実施した。

 世田谷区の駒沢大、国士舘大、昭和女子大、東京都市大、東京農業大の5大学は、区教育委員会と協力して生涯学習サイト「せたがやeカレッジ」を共同運営している。登録料や登録手続きは不要でインターネットが使える環境であればだれでも受講ができる(一部有料コンテンツあり)。教養・文化や社会・環境、食生活・子育てまで、各大学の教員などがさまざまなテーマで話をする。

 横浜市の神奈川大(神奈川区)、関東学院大(金沢区)、横浜国立大(保土ケ谷区)の3大学は昨年12月、教育の質の改善に取り組むFD(ファカルティー・ディベロップメント)活動を共同実施する協定を締結した。共通して抱える課題の解決に向けた施策を実施していく。「ヨコハマFDフォーラム」と題したセミナーを共同開催したのをはじめ、横浜F・マリノスの協力で、サッカー選手の育成法を高等教育での学生指導に生かすためのプロジェクトなどが実施されている。

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