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【健康カフェ(34)】過敏性腸症候群 ストレス引き金で下痢や便秘

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【健康カフェ(34)】
過敏性腸症候群 ストレス引き金で下痢や便秘

 IBSは20~30歳代の若い世代に多くみられますが、最近では思春期や学童期の小児にも増加し、登校拒否の原因となることもあります。

 治療には、主に腸管の動きを調節する薬を使いますが、少量の抗鬱薬で症状が軽快する人もいます。私の患者さんも薬で症状が軽くなり、少しすると薬がなくても大丈夫になりました。症状が良くなるにつれて、職場のストレスも笑って受け流せるようになったそうです。

 薬での治療と別に、自分なりにストレスをうまく発散させる方法を見つけたり、食生活を含めた生活習慣を改善したりすることも大事です。食事では食物繊維をしっかり取ることが良いとされます。逆に、腸を刺激するトウガラシのような香辛料やアルコール、油ものはできるだけ控えた方が良いでしょう。砂糖やデンプン、オリゴ糖など糖類全般を減らすと症状が和らぐという報告もあります。

 IBSと似たような症状を起こす他の病気もあります。下痢や便秘の症状に加え、血便▽貧血▽10%以上の体重減少▽45歳以上での発症▽直近での抗生剤使用-などがあった場合、医師に伝え検査の相談をしましょう。(北原ライフサポートクリニック内科医 下島和弥)

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