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【健康カフェ(31)】救命措置 すぐにAED、心臓マッサージを

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【健康カフェ(31)】
救命措置 すぐにAED、心臓マッサージを

 糖尿病と高血圧の治療で通院する60代後半の患者さんは、心臓にも持病があるのですが、現役で仕事をし、趣味でダンスも習っています。「最近、ダンスをすると息切れがする」というので心機能を詳しく調べたところ、心臓の病気が悪化していました。

 入院して治療する予定でしたが、入院前にダンスの発表会に出たところ、会場で心肺停止となり倒れてしまいました。すぐに周りにいた人が心臓マッサージを始め、15分後には自動体外式除細動器(AED)による治療も行われました。救急搬送された病院で心臓の治療を受け、意識が回復。リハビリに数カ月を要したものの、今ではすっかり元気になり、再びダンスを楽しんでいます。

 この患者さんのように、心臓の病気の人が心肺停止となり、それを目撃した一般の人から心肺蘇生を行ってもらえるケースは54%、心肺蘇生を受けた人の1カ月後の生存率は15%です。低いと思われるかもしれませんが、心肺蘇生を受けられなかった人の1カ月後の生存率は8%ですので、受けられない人に比べ約2倍の生存率になるのです。

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