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【熊本地震】長引く避難所生活、エコノミークラス症候群や感染症に注意 対策は歩行や運動

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【熊本地震】
長引く避難所生活、エコノミークラス症候群や感染症に注意 対策は歩行や運動

南阿蘇村の避難所となった中学校。多くの避難者が疲れた様子を見せている=18日午後、熊本県南阿蘇村(宮崎瑞穂撮影) 南阿蘇村の避難所となった中学校。多くの避難者が疲れた様子を見せている=18日午後、熊本県南阿蘇村(宮崎瑞穂撮影)

 避難生活の長期化で懸念されるのが「エコノミークラス症候群」だ。長時間同じ姿勢を続けることで足の静脈に血のかたまり(血栓)ができる症状で、命の危険もある。避難所では、感染症のリスクもあり、専門家が注意を呼びかけている。

 「車中泊が最も危険。特に3連泊以上続くと、血栓ができやすくなる」。新潟県中越地震(平成16年)や東日本大震災(23年)で被災者のエコノミークラス症候群の調査を担当した新潟大医学部の榛沢(はんざわ)和彦講師(52)はこう指摘する。

 エコノミークラス症候群は、椅子に座ったままなど長時間同じ姿勢を続けることで血流が悪くなり、足の静脈に血の塊(血栓)ができる症状。最悪の場合、血栓が肺に届いて血管を詰まらせ死亡する恐れもある。

 中越地震では、車中泊が3連泊以上続いた被災者の約3割に血栓が見つかった。体内の水分が不足すると血栓ができやすくなるといい、榛沢講師は「十分な水分補給が大切で、そのためにはトイレも十分確保する必要がある」と話す。

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