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【書評】『バターが買えない不都合な真実』山下一仁著

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【書評】
『バターが買えない不都合な真実』山下一仁著

『バターが買えない不都合な真実』山下一仁著(幻冬舎新書・820円+税) 『バターが買えない不都合な真実』山下一仁著(幻冬舎新書・820円+税)

 〈原子力村という言葉があるように、産官学が共通の利益を持つ農業村も存在する〉。バター不足がなかなか解消されない原因を詳細に解説した本だが、真っ向から“農業村”の実態に切り込み、役人や政治家、専門家の巧妙な作り話を次々に暴いていく。

 酪農家の戸数は約1万8000戸。〈平均的な日本人の所得の倍の所得を稼いでおり、所得を補てんしなければならないような社会的弱者ではない〉のに、さらに“酪農家の所得向上”を掲げる保護政策が-。日本の農政は消費者に多大な負担をかけてきた。その象徴がバターなのだ、と説く。(幻冬舎新書・820円+税)

  

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