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ニューカレドニアで沈没の旧日本軍潜水艦乗組員追悼 粉骨砕身の遺族捜し「ともに慰霊したい」 戦友会減少、個人情報の壁も

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ニューカレドニアで沈没の旧日本軍潜水艦乗組員追悼 粉骨砕身の遺族捜し「ともに慰霊したい」 戦友会減少、個人情報の壁も

平光正則さんの情報で墓碑を訪れ、献花した稲沢康さん(左下)ら遺族=平成27年8月、ニューカレドニア・ヌーメア(平光さん提供) 平光正則さんの情報で墓碑を訪れ、献花した稲沢康さん(左下)ら遺族=平成27年8月、ニューカレドニア・ヌーメア(平光さん提供)

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 帰国後、平光さんは現地を研究する大学教授に墓碑建立を伝えた。すると教授の知人らを介し、乗組員の一人、松本竜意(たつい)海軍大尉=享年(36)=の長女、稲沢康(やす)さん(84)=栃木県大田原市=が碑の存在を知ることになった。稲沢さんは昨夏、妹、孫と現地へ。「暖かい海に眠れてよかった」。稲沢さんは艦の沈没現場付近で父に語りかけたという。

 体調を崩して同行がかなわなかった平光さんは昨年末、稲沢さんら遺族と初めて対面した。そこで今夏、他の遺族も一緒に、慰霊に行く計画が持ち上がった。

 だが、同じ艦に乗っていた乗組員の遺族の所在は不明だ。約20年前に亡くなった稲沢さんの母は、遺族数人と連絡をとっていたとみられるが、現在は稲沢さんも連絡先を知らないという。平光さんが遺族情報を厚生労働省に問い合わせたところ「個人情報は公開できない」との回答を受けた。

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