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女性の心臓病、見逃し注意 典型的症状ない場合も

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女性の心臓病、見逃し注意 典型的症状ない場合も

急性心筋梗塞患者の年齢構成 急性心筋梗塞患者の年齢構成

 心臓の細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなる狭心症や心筋梗塞は、男性に多い病気だが、女性も年齢が進むと増えてくる。その上、典型的な症状が出ずに見逃されることも多いため、発見時は男性より重症になる傾向がある。こうした心臓病の男女差にもっと注目するよう求める声明を2月、日本性差医学・医療学会が公表した。背景や狙いを関係者に聞いた。

 女性ホルモン

 同学会理事長の下川宏明東北大教授の専門は、心臓や血管の病気を扱う循環器内科。「男女の性差を意識することが多い」という。最大の違いは女性ホルモンだ。

 卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンには、血管を拡張させたり血液をサラサラにしたりする作用があり、女性の体を心臓血管系の病気から守っている。しかし、50歳前後で閉経しエストロゲンが激減すると、高血圧や動脈硬化の危険が一気に高まる。

 昭和54年以来、心筋梗塞を全例登録している宮城県のデータでも、女性の発症年齢は男性より10歳ほど高いという。

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