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95%白化 グレートバリアリーフのサンゴ、最悪評価で「危機遺産」のピンチ 地球環境に警鐘も

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95%白化 グレートバリアリーフのサンゴ、最悪評価で「危機遺産」のピンチ 地球環境に警鐘も

世界最大級のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」を調査するダイバー=2015年6月、オーストラリア(ロイター) 世界最大級のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」を調査するダイバー=2015年6月、オーストラリア(ロイター)

 オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁帯「グレートバリアリーフ」で、海水温度の上昇による「白化現象」が深刻化している。全長2000メートルのうちほぼ半分の北側エリアにあるサンゴ礁520カ所を調査したところ、95%で白化が確認された。また白化したサンゴの50%がすでに死滅しており、過去最悪の状況にあるという。世界各地に異常気象をもたらしたエルニーニョ現象と温暖化が原因で、色彩を失ったサンゴが地球環境の危機を訴えている。

 ■死滅率50%

 「人生で最も悲しい現地調査だった。ほぼ例外なく白化が起きており、(大規模な白化が確認された)1998年と2002年の状況を上回っている」

 29日に調査結果を発表した地元クイーンズランド州にあるジェームズクック大学サンゴ礁研究センターのテリー・ヒューズ教授は落胆をあらわにした。

 欧米メディアによると、3月にケアンズからトレス海峡に至る北側エリアを延べ4000キロにわたってヘリコプターで上空から観測。その結果、520カ所のうち白化が見られなかったのはわずか4カ所だけだった。02年に行った調査では、白化は全体の18%にとどまっていた。

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