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【美の扉】日本洋画の父、振り返る画業 「生誕150年 黒田清輝」展

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【美の扉】
日本洋画の父、振り返る画業 「生誕150年 黒田清輝」展

「読書」1891(明治24)年 東京国立博物館蔵 「読書」1891(明治24)年 東京国立博物館蔵

 当時の日本は、裸の絵は公序良俗を乱すとされていた時代。ヨーロッパでは芸術と認められていた題材だが、日本では通用しなかった。フランスで芸術の自由を学んだ黒田は、日本の洋画は駄目になると危機感を持っていた。それゆえ多くの裸体画を描き、「智・感・情」(重要文化財)といった代表作が誕生した。黒田は裸体画の市民権を獲得するために社会と闘った。(渋沢和彦)

 【ガイド】「生誕150年 黒田清輝-日本近代絵画の巨匠」展は5月15日まで。東京都台東区上野公園13の9、東京国立博物館平成館。月曜休。一般1600円、大学1200円、高校生900円、中学生以下無料。問い合わせはハローダイヤル(電)03・5777・8600。

 ◇おことわり 「美の扉」は4月3日から日曜版「美」〈アート〉として新たに掲載します。

【プロフィル】黒田清輝 くろだ・せいき 慶応2(1866)年、島津藩士の子として鹿児島に生まれた。明治4年、後に子爵となった伯父の黒田清綱の養子に。12歳のころ、鉛筆画や水彩画を学んだ。17年、フランス留学。同国の公募展「サロン」に入選を重ね、26年に帰国。31年、東京美術学校教授。大正9年、貴族院議員に。13年に死去。

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