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【高論卓説】大学生はバイト漬けでいいのか? 国、企業の負担で返還義務のない奨学金を

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【高論卓説】
大学生はバイト漬けでいいのか? 国、企業の負担で返還義務のない奨学金を

年賀状の仕分け作業を進めるアルバイト=和歌山市 年賀状の仕分け作業を進めるアルバイト=和歌山市

 郊外に理想的なキャンパスを造り、魅力的な大学にしようと試みた名だたる大学は多数にのぼった。が、ほとんどの大学は、これらの政策の失敗を認め、またもや都市部に回帰した。

 回帰理由はさまざまだが、第一の理由は郊外にはアルバイト先が多くないからだという。学生生活に金がかかり、親や家族の脛かじりだけでは困難、学生自身が稼ぐ必要があるためだ。

 学費だけの支出ですまぬ現代の学生たちは、時代変化に応じて多額の金が毎月かかる。しかも大学の授業料は上昇していて、負担は大きくなる一方だ。

 文科省の調査によれば、国立大の授業料は年54万円、40年前の15倍である。私立大は86万円、今年はもっと高くなっている。「お金がないから進学できない」という嘆き声が聞こえてこようか。で、実入りのいいアルバイト先が求められる。郊外には、かかるアルバイト先など多くなく、学生たちは理想、勉学環境よりも収入を最優先するらしい。

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