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【北海道新幹線】何度も水没の危機 34人の命奪う 「青函ようやく通った」トンネルマン万感の思い

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【北海道新幹線】
何度も水没の危機 34人の命奪う 「青函ようやく通った」トンネルマン万感の思い

青函トンネル掘削に携わった花田順一さん=北海道・福島町の青函トンネル記念館(杉浦美香撮影) 青函トンネル掘削に携わった花田順一さん=北海道・福島町の青函トンネル記念館(杉浦美香撮影)

 北海道新幹線が26日、開業し、本州と北海道を結ぶ青函トンネルを初めて一般客を乗せて走る。この記念すべき日を万感の思いで迎える人々がいる。四半世紀にわたり、全長で世界第1位の長さの青函トンネル掘削に携わった“トンネルマン”たちだ。

 「この日を長く長く待ち焦がれてまいりました」

 青函トンネルの作業基地があった北海道福島町の「青函トンネル記念館」。新幹線開業を控え、例年より約2週間早めた開館式典で、ボランティアガイドの花田順一さん(86)があいさつした。

 漁師の家に生まれ、イカやサンマを追ったが、北洋漁業が衰退したこともあり昭和38年、日本鉄道建設公団(現鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の募集に応じた。工業高校出身だったことから、本坑に先駆けて地質調査を行う「先進導坑」のボーリング班長を任された。

 大きな水圧がかかる海底での作業。穴を掘ると水が出るためセメントを注入し、固めながら掘り進める。長靴が汗と水で重くなった。1日わずか1メートルしか掘り進めない時もあった。「水平ボーリング」などの新たな技術を開発しながら前へ進んだ。

 「手探り状態での作業だった。『10年』と思っていたが、20年以上かかってしまった」

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