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【ゆうゆうLife】高価な抗がん剤が「残薬」となり廃棄処分されていく 年間500億円との試算も 有効活用どうする?

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高価な抗がん剤が「残薬」となり廃棄処分されていく 年間500億円との試算も 有効活用どうする?

病院で廃棄されるさまざまな抗がん剤(写真はイメージです) 病院で廃棄されるさまざまな抗がん剤(写真はイメージです)

 一生の間に、2人に1人ががんになる時代。治療は日進月歩で進化し、よく効く抗がん剤も登場している。だが、値段も高く、医療費全体を押し上げる勢いだ。しかも、そこには病院で廃棄される薬剤の費用も含まれている。なんとか廃棄する分を減らせないか-。薬剤師らから問題提起の声が上がっている。(佐藤好美)

                   

 ある抗がん剤を、体重70キロの肺がん患者が使う場合、投与量は1回210ミリグラム。100ミリグラム入りの瓶2本と、20ミリグラム入りの瓶の半分を使うと、残った10ミリグラムは捨てられる。捨てる10ミリグラムは、国の決めた薬価で7万5100円に当たる。

 とりわけ高価で特殊な抗がん剤に限った話ではない。

 別の抗がん剤を、身長170センチ、体重60キロの血液がんの患者が使う場合、1回の投与量は2・1ミリグラム。3ミリグラム瓶の封を開け、0・9ミリグラムを捨てる。0・9ミリグラムは約5万1千円に当たる。

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