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【聞きたい。】渋谷に「名画座シネマヴェーラ」開いて10年… 内藤篤さんに聞いた「瀬戸際」の日々

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【聞きたい。】
渋谷に「名画座シネマヴェーラ」開いて10年… 内藤篤さんに聞いた「瀬戸際」の日々

「円山町瀬戸際日誌」の著者、内藤篤さん=2月8日、シネマヴェーラ渋谷(藤井克郎撮影) 「円山町瀬戸際日誌」の著者、内藤篤さん=2月8日、シネマヴェーラ渋谷(藤井克郎撮影)

 「ニュープリントは高いし、可能であればやりたくない。でも初期に特集した『次郎長三国志』(マキノ雅弘監督)は、シリーズの半分近くしかプリントがなかった。それに大手各社はDVDの上映を許してくれないので、どうしても見せたければ焼くしかないんです。16ミリフィルムを購入した作品も多く、バカみたいにお金をかけましたね」

 本職は弁護士で、主にエンターテインメント関係の法務を担当する。激務の合間を縫って自分の劇場に足を運び、スクリーンに身を委ねる。こんなに作品を見ている映画館主も珍しいのではないかと思うが、「飽きないですね。1回見た映画もすぐに忘れてしまうので、いつも新鮮に楽しめる。自分でも、どうして飽きないんだろうと思わなくもないが、よくわかりません」(笑)。

 これからも自然体で名画座の灯を守っていく。(羽鳥書店・2400円+税)

 藤井克郎

                   ◇

【プロフィル】内藤篤

 ないとう・あつし 昭和33年、東京生まれ。東大法学部卒業後、大手渉外法律事務所を経て、平成6年に内藤・清水法律事務所開設。18年から名画座「シネマヴェーラ渋谷」館主。

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