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【ゆうゆうLife】国補正予算で介護ロボット導入に52億円 「リフト」は補助対象外?

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国補正予算で介護ロボット導入に52億円 「リフト」は補助対象外?

介護リフトの研修を行う介護職ら=横浜市の社会福祉法人「伸こう福祉会」 介護リフトの研修を行う介護職ら=横浜市の社会福祉法人「伸こう福祉会」

 介護職の負担軽減と介護ロボットの普及を目指し、政府は平成27年度の補正予算に、介護施設などがロボットを導入する費用として52億円を計上した。ロボット開発は、成長戦略「日本再興戦略」の一貫でもある。だが、使い勝手が今一つなこともあり、現場からは「介護ロボットよりも、介護リフトが欲しい」の声も上がる。ロボット開発と現場の温度差をどう埋めるか、知恵が求められそうだ。(佐藤好美)

 東京都内の特別養護老人ホームには、介護ロボットの事業者からの売り込みが頻繁にある。だが、施設長は「デモンストレーションもしてもらいましたが、あのレベルでは、現場では使えません」とにべもない。

 介護ロボットは人の形をしているとはかぎらない。腰痛防止のため介護職が身につけるスーツ、高齢者の歩行を助けるセンサー付き歩行車、高齢者を見守るセンサーなど、目的も形状もさまざまだ。

 業者の売り込みが盛んなのは、厚生労働省が27年度の補正予算で、介護事業所のロボット導入に52億円を計上したから。介護事業所は1台20万円超の機器を、1カ所当たり最大300万円まで購入できる。自治体や施設側の「持ち出しゼロ」の全額国庫補助に、国の意気込みがのぞく。

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