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【くらしナビ】お手軽ランチが「昼活」後押し チルド総菜ストック、新サービス

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お手軽ランチが「昼活」後押し チルド総菜ストック、新サービス

ランチを買いに行く時間と手間を省き、昼休みを有効に使える「ベスタデリ」=東京都港区のアイティメディア ランチを買いに行く時間と手間を省き、昼休みを有効に使える「ベスタデリ」=東京都港区のアイティメディア

 オフィス街のサラリーマンやOLを悩ますのが日々のランチ。昼時は周辺の飲食店やコンビニエンスストアも大混雑し、なかなか食事にありつけないことも。そんな“昼食難民”を救おうと、新しいサービスが登場している。ランチタイムを有意義に使う『昼活』にも役立つと好評のようだ。(財川典男)

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 「せっかくの休憩時間なのに昼食をとるだけであっという間に終わってしまいますね」

 都内で働く20代の女性会社員はこう嘆く。昼休みは正午から45分間きっかり。勤め先には社員食堂がなく、周辺の飲食店もまばらだ。店から店へと探し続けた揚げ句に食べ損ねたこともあった。「自分でお弁当を作るのも面倒で…」という。

 第一生命経済研究所の宮木由貴子上席主任研究員は「ランチタイムを食事以外のことに有効活用したいという人が増えている」と指摘する。

 就業前に趣味や自己研鑽(けんさん)に励む『朝活』に続き、その“昼休み版”の『昼活』も広がってきたという。「ランチを手早く済ませ、読書や勉強に少しでも充てたり、リフレッシュのために軽く散歩をしたり。中には午後の仕事のために短時間の昼寝で英気を養う人も」と話す。

 ◆昼食事情を改善

 最近では社員のランチ事情を改善し、『昼活』を後押ししようという動きも出てきた。

 インターネット関連企業のアイティメディア(東京都港区)は、日持ちのするチルド総菜を社内の冷蔵庫に“ストック”しておき、電子レンジで加熱してお昼に食べてもらう試みを今月から始めた。「忙しいときでも手軽に食べられる」(財務経理部の福山真紀子さん)、「カロリーが調整できて量もちょうどいい」(ガジェット統括部の鈴木美裕姫さん)などと好評だ。時間の有効活用に一役買っている。

 このチルド総菜を提供しているのが食品メーカーのフジッコ(神戸市中央区)。昼食難民の増加などに悩む企業の賛同を得て「ストック型ランチプロジェクト」と銘打ち、同社の洋風チルド総菜「ベスタデリ」を使った新しいランチのスタイルを提案中だ。

 フジッコによると「ベスタデリ」はラザニアやグラタンなど5種類で、すべて400キロカロリー以下に抑えたのが特徴。「保存料などの添加物を使っておらず、冷蔵で最長47日間の長期保存ができるうえ、野菜の食感が残り、ソースの風味も良い」(入道知生(にゅうどう・ともいく)ブランドマネージャー)という。

 ◆社内交流の手段にも

 最近のランチ事情を探った「ビジネスパーソンのランチに関する調査」(今年1月実施、フルタイム勤務の20~50代男女各200人、フジッコ調べ)では、「ランチ以外の自分の好きなことをしたい」と答えた人が男性で約7割、女性で約8割を占め、『昼活』志向の高まりをうかがわせた。また、女性は飲食店や社食以外の「自分の席」や「会社内のスペース」でランチをとると答えた人が多く、ヘルシーで手軽に食べられるチルド総菜はとりわけ女性の支持を集めそうだ。

 「最近は、同僚と飲みに行くことも少なくなり、ランチが社内のコミュニケーションとして重要になっている」(宮木上席主任研究員)との指摘もある。社内で一緒に食べられる「ベスタデリ」は社内コミュニケーションの手段としても有効といえそうだ。

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