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【聞きたい。】スマホに出ない「面白さ」 都築響一さん 『圏外編集者』

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【聞きたい。】
スマホに出ない「面白さ」 都築響一さん 『圏外編集者』

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 珍スポット、スナック、独居老人に地方発ラッパー…。日本各地、いや世界中に存在するのに、既存メディアが長い間見過ごしてきたものたち。それらにいち早く着目し、独自の視点で現代社会を切り取ってきた孤高の編集者が、本作りの裏側を語り下ろした。

 「POPEYE」「BRUTUS」という若者憧れの雑誌でキャリアをスタートさせながら、フリー編集者として追求したのは「リアル」と「ふつうにあるもの」だ。バブル期のドラマのような世界でなく、東京の片隅にある狭いながらも独創的な若者の部屋を撮影した『TOKYO STYLE』は、地方の学生に希望を与えた。代表作『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』も、自らの目線で面白いと感じた地方の名所が詰まっている。秘宝館のように「いま記録しないとなくなってしまう」スポットも多い。

 「日本の9割は『地方』。テレビや雑誌だけ見てると、若い子は劣等感を持ってしまう。『ここには何もない』と」。国内外を旅する日々だが、検索で出てくる情報の後追いではなく、「皆のスマートフォンに出てこないところで、面白いことが起きている」。「圏外」とは編集者としての、精神的なありようを指している。

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