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【美の扉】「ボッティチェリ展」清らかな色彩 描線に輝き

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【美の扉】
「ボッティチェリ展」清らかな色彩 描線に輝き

「聖母子(書物の聖母)」1482~83年頃 ミラノ、ポルディ・ペッツォーリ美術館(c)Milano,Museo Poldi Pezzoli,Foto Malcangi 「聖母子(書物の聖母)」1482~83年頃 ミラノ、ポルディ・ペッツォーリ美術館(c)Milano,Museo Poldi Pezzoli,Foto Malcangi

 「ヴィーナスの誕生」「春」といった名作で知られるイタリア・ルネサンスの巨匠、サンドロ・ボッティチェリ。優美な線と洗練された色彩が特徴で、「花の都」といわれるフィレンツェで文化が花開いた15~16世紀に活躍した。日伊国交樹立150周年を記念して東京・上野公園の東京都美術館で開かれている「ボッティチェリ展」は、師弟関係のあった画家などとともに紹介し、名画の魅力を余すことなく伝えている。

 昨年、東京で「ボッティチェリとルネサンス」と題された展覧会が開催されたが、今回はさらにバージョンアップ。20点以上のボッティチェリ作品が勢ぞろいした本格的な内容だ。中でも最高傑作の一つとされているのが「聖母子(書物の聖母)」だ。膝にのせた幼児イエスを伏し目がちに見つめる聖母。目鼻のまわりの陰影、聖母の滑らかな肌などを丁寧に描写。聖母がまとったマントのブルーとその下に着た衣の赤の対比が鮮やかで、絵画全体が気高く神聖な空気に包まれている。

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