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「仏壇」が子供の情操に好影響 保有率低下の一方注目される効能

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「仏壇」が子供の情操に好影響 保有率低下の一方注目される効能

 住宅事情の変化などを背景に、保有率の低下が進む仏壇。一方で、7割近い人が仏壇に手を合わせる習慣を持つほか、仏壇の存在が子供の情操面でも好影響を与えていることを示すデータがまとめられるなどしている。“仏壇離れ”は進むが、日本人の生活にとってまだまだ大きな存在であるようだ。

平成25年は4割

 ミニ仏壇や手元供養品などを扱う「インブルームス」(静岡市)の平成25年の調査によると、仏壇の保有率(2人以上で暮らす世帯)は39・2%だった。これを、住宅種類別で比較すると、一戸建てでは半数以上の51・8%が保有。マンションなど集合住宅では21・1%にとどまった。

 持ち家に比べて、面積が制限されるマンションでは、仏壇を置く空間が確保できず、それが保有率の低さにつながっているようだ。

 核家族や単身世帯など家族構成が小規模化していることも仏壇の保有率低下の一因になっている。多くの人が、仏壇を「釈迦(しゃか)や宗祖を祭る宗教的空間」とはとらえず、「亡くなった人を弔う空間」と考えている。そのため、「家族でまだ亡くなった人がいない」「1人暮らしなので、自分のための仏壇を持っても意味がない」といった理由で仏壇を持たない人も増えているからだ。

 経済産業省の商業統計によると、仏壇や宗教用具の市場規模はこの20年間で半減するまでになっている。

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