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【「価値」漂流 第1部】家族のかたち(4)「過去や未来への縁」夫婦の姓は別々でもよいのか

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【「価値」漂流 第1部】
家族のかたち(4)「過去や未来への縁」夫婦の姓は別々でもよいのか

 姓の使い分けは心身のリフレッシュでもある。「名乗る名前で『仕事』と『家庭』の線引きが明確になる。メリハリが付くことで、生活全体の充実につながっている」と感じている。

 ■「子供は?」重い問い

 最高裁大法廷が昨年12月、「夫婦が同じ姓を名乗ると定めた民法規定は合憲」と初めての判断を示し、請求を棄却した「夫婦別姓訴訟」。判決は100年以上、同姓婚を受容してきた日本人の家族観の重要性を浮かび上がらせた。

 別姓推進派は、夫婦平等と家族内での「個」の確立を訴えてきた。ただ、反対派が子供の成育への懸念の根拠として指摘を続けた「子供の姓をどう決めるのか」という課題に、明確な答えを示していない。「まずは女性の権利を得ること。子供については、また別で考えればいい」。そう漏らす同訴訟の関係者もいたほどだ。

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