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【ビジネスパーソンの必読書】未来を創るヒントになる3冊 変化を楽しむために

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【ビジネスパーソンの必読書】
未来を創るヒントになる3冊 変化を楽しむために

『シフト 2035年、米国最高情報機関が予測する驚愕の未来』マシュー・バロウズ著、藤原朝子訳(ダイヤモンド社・2000円+税) 『シフト 2035年、米国最高情報機関が予測する驚愕の未来』マシュー・バロウズ著、藤原朝子訳(ダイヤモンド社・2000円+税)

 □『シフト 2035年、米国最高情報機関が予測する驚愕の未来』マシュー・バロウズ著、藤原朝子訳(ダイヤモンド社・2000円+税)

 □『「無知」の技法 不確実な世界を生き抜くための思考変革』スティーブン・デスーザ、ダイアナ・レナー著、上原裕美子訳(日本実業出版社・2000円+税)

 □『創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』若新雄純著(光文社新書・800円+税)

                   

 未来が「不透明」と言われ始めてもう何年もたつ。テロ、少子高齢化、環境破壊など、現代社会は私たちを不安にさせる「脅威」だらけだ。でも、未来を前に、おろおろしたり、ふさぎ込んでいては、どこにも行けない。そもそも未来は私たち自身が「創(つく)る」ものではないだろうか。(情報工場「SERENDIP」編集部

 今後20年の国際情勢の変化を予測した『シフト』の中で、米CIA(中央情報局)などで活躍した著者は、新しい時代にキーとなるのは「個人の力」だと記す。世界中で中間層が拡大し、インターネットでつながることにより個人の〈エンパワメント(自ら物事を決定し、その力を活用すること)〉が進み、都市やNGO、社会運動グループなどの「非国家アクター」が乱立。国家単位でも新興国が力をつけて「多極化」する。

 そんなカオスに近い状態を一定の方向に導けるのは「米国の新しいリーダーシップ」だと言う。それは、従来の覇権主義とは異なるものだ。実現するには、米国自身が、これまで世界をリードしてきた実績をなまじ「知っている」ことが足かせになるかもしれない。

 『「無知」の技法』では「知らない」ことの価値が論じられる。不確実な世界に対峙(たいじ)するためには「知っている」と「知らない」の境界に立つ勇気が必要なのだという。著者が言うのは既存の知識をまっさらに、ゼロにしろということではない。これまでの知識の余白をまだ「知らない」ことまで伸ばす。そして「知っている」ことが「知らない」ことへの挑戦の邪魔をしないようにすべきということだ。

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