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【書評】ジャーナリスト・櫻井よしこが読む『翁長知事と沖縄メディア』仲新城誠著 「県民を不幸と悲惨の道に追いやる」と断じた著者の声は届くか

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【書評】
ジャーナリスト・櫻井よしこが読む『翁長知事と沖縄メディア』仲新城誠著 「県民を不幸と悲惨の道に追いやる」と断じた著者の声は届くか

翁長知事と沖縄メディア(産経新聞出版・1300円+税)

 ■県民を不幸と悲惨の道に

 著者の仲新城誠氏は沖縄県民にこう語りかけている。

 「メディアより先に県民が変わるべきだろう。メディアとは民衆の潮流に乗るものだからだ」

 沖縄の2大紙『琉球新報』と『沖縄タイムス』はスジ金入りの左翼勢力と言ってよい。彼らの報道の偏向ぶりと翁長雄志知事の言動を見るとき、私は、言論の自由も許さず歴史の捏造(ねつぞう)もやめないあの中国共産党を連想する。

 中国共産党は捏造した歴史を中国国内だけでなく米国にも国連のユネスコにも拡大し、日本を貶(おとし)める。日本側がどれだけ事実関係の間違いを指摘しても、彼らは意に介さない。沖縄2大紙にも翁長氏にも、中国共産党と同質の反日思想を感じとる。

 仲新城氏は丁寧な取材によって沖縄の言論空間の歪みを生々しく描いた。氏が「脚本と演出・沖縄メディア、主演・翁長知事」と表現する反基地運動の狙いは、辺野古移設阻止にとどまらない。極端な親中路線の下での沖縄の非武装化と独立論だというのだ。

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