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【COP21】パリ協定採択 「2度未満」…世界で取り組み合意

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【COP21】
パリ協定採択 「2度未満」…世界で取り組み合意

 【パリ=田辺裕晶】パリ郊外で開催中の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)は12日、2020年以降の地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」を採択した。条約加盟国のすべてが参加する枠組みは初めて。歴史的な合意を受け、世界の気温上昇を産業革命前から2度未満に抑えることを目標とし、国際社会全体で温暖化対策に取り組む。

 協定は「2度未満」達成と同時に1・5度未満を目指すことの重要性も明記。そのために世界の温室ガス排出量を可能な限り早期に減少に転じさせた上、今世紀後半に海や森林による吸収分と相殺して排出量を実質ゼロとする長期目標を盛り込んだ。

 新枠組みでは、各国は自主的に目標を設定し、温室ガス削減に取り組む。目標の達成は義務ではないが、実効性を持たせるため、5年ごとに目標を見直すことを規定。各国の温暖化対策の取り組み状況を検証する仕組みもつくる。

 大きな焦点の一つだった20年以降の途上国への資金支援では、現行の年1千億ドル(約12兆円)を維持しつつ、25年までに具体的金額を検討する。中国などを念頭に、先進国以外の「自発的」な支援を「推奨する」とし、温暖化被害の救済策の重要性も明記した。

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