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【STOP!メタボリックシンドローム】健康管理に役立つ酸化度測定 駅伝チーム導入で注目

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【STOP!メタボリックシンドローム】
健康管理に役立つ酸化度測定 駅伝チーム導入で注目

全日本大学駅伝を初制覇した東洋大。科学的なデータも重視している=11月1日、三重県伊勢市

 最近の研究で、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と体内の酸化が密接な関係にあることが明らかになった。自分の酸化度を知る方法が開発され、選手の体調管理に役立てている大学の駅伝チームもある。酸化度測定が生活習慣病の予防を含め、健康状態をトータルに管理できるツールになるのではないかと注目を集めている。(山本雅人)

ピーク知る指標

 心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患の要因となるメタボの腹囲基準(男性85センチ、女性90センチ)を超える人の平均酸化度は、超えない人に比べ有意に高いことが今年、報告された。内臓脂肪の蓄積により活性酸素の除去能力が落ちることで体内が酸化し、動脈硬化が進むことを明らかにしたものだ。

 一方、酸化とスポーツとの関係に着目したのが、この10年の箱根駅伝で4回の優勝を誇る東洋大の陸上部。今年から長距離選手の酸化度測定を月1回行い、酸化度が高い選手は練習メニューを調整、試合当日に酸化度が最も低くなるようコントロールした。そうしたこともあってか、先月の全日本大学駅伝で初優勝し大学日本一に。男子長距離部門の酒井俊幸監督は「体調のピークを大会に合わせるのに、勘ではなく数値の指標を持てた」と語る。

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