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【科学】X線天文衛星を公開 JAXA、年度内に打ち上げ

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【科学】
X線天文衛星を公開 JAXA、年度内に打ち上げ

エックス線天文衛星「アストロH」

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は日本で6基目のエックス線天文衛星「アストロH」を筑波宇宙センター(茨城県)で報道陣に公開した。光では観測できないブラックホールなどを捉え、宇宙の成り立ちの解明に挑む。今年度内に種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケットで打ち上げる。

 衛星は筒形で、望遠鏡部分を伸ばすと全長約14メートル。日本の天文衛星としては最大級の大きさで、高度575キロメートルを周回する。望遠鏡を4台搭載し、約80億光年離れた巨大ブラックホールなどが放つエックス線を捉えることができる。

 8月に観測を終了した天文衛星「すざく」の後継機で、米航空宇宙局(NASA)などと共同開発し感度を10~100倍に高めた。打ち上げ費を含む総開発費は約400億円。

 計画責任者の高橋忠幸JAXA教授は「銀河団内の暗黒物質の分布なども探索する。大きな成果を挙げ宇宙の謎に迫りたい」と話している。(伊藤壽一郎)

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