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【父の教え】あきらめず道を開く姿見せた父「いかりや長介」 長男・碇矢浩一さん「おやじは不器用だけど、かっこよかった」

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【父の教え】
あきらめず道を開く姿見せた父「いかりや長介」 長男・碇矢浩一さん「おやじは不器用だけど、かっこよかった」

現在は4児の父。「長男と次男を会わせてやれなかったのが、未だに心残りですね」と語る碇矢浩一さん=東京都目黒区

 一方で、社会に出る息子には「真っ当なサラリーマンとしての人生を歩んでほしい」と望んだ。「今は違うかもしれないが、おやじの中では『サラリーマン=堅実』という考えがあった。リスクのない堅実な人生を望んだのは親心だったんでしょう。子供ができた今は僕にもそれがわかります」。就職活動の際、父と接点の多い仕事をしたいという思いはあったが、最終的に入社試験を受けて一般企業に入る道を選んだ。

 人気コメディアンという地位にこだわらず、一から努力を重ねる父の姿は、社会に出た息子に、大きな影響を与えた。「営業先でよく『おまえ、本当にしつこいな』といわれたものです。でも、僕にとってそれは最高のほめ言葉だった」

 いかりやさんが頚部(けいぶ)リンパ節がんを発症したのは15年4月。亡くなったのは翌年3月だった。浩一さんは父の生きた証しを残すためドリフターズ事務所の代表取締役になった。「誰よりもおやじ自身が悔しかったはず。だから亡くなったとき『これからは俺が家族を守る』と思った。どこかで見守っていてくれたらなと思います」(戸谷真美)

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 ≪メッセージ≫

 おやじ、家族はみんな何とか元気にやってるよ。心配しないでいい。大丈夫だよ。

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