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【父の教え】あきらめず道を開く姿見せた父「いかりや長介」 長男・碇矢浩一さん「おやじは不器用だけど、かっこよかった」

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【父の教え】
あきらめず道を開く姿見せた父「いかりや長介」 長男・碇矢浩一さん「おやじは不器用だけど、かっこよかった」

現在は4児の父。「長男と次男を会わせてやれなかったのが、未だに心残りですね」と語る碇矢浩一さん=東京都目黒区

 子供たちを叱るときは、生きていくうえでの指針を示した。「『ありがとう』『ごめんなさい』を言える人間になれ」。感謝と謝罪を率直に伝えることの難しさと大切さ。それは、長年グループで活動し、人間関係の困難を体験してきた実感から来ていたのかもしれない。こうした教えを守れなかったときは、特に厳しく叱責された。

 「でも、怒りっぱなしじゃなかった。家族といる時間には、全力で家族をハッピーにしようとした」。一緒に風呂で遊んだり、6歳上の姉とともに遊園地に行ったり。テレビで見せた“強面(こわもて)”なイメージとは異なり、幼い子供たちに自身を「パパ」と呼ばせていた。

 「全員集合」が60年に終了した後、いかりやさんは役者の道を歩み始める。家でもドラマや映画を熱心に研究し、役作りに励んだ。「ドラマに出始めた頃の演技は正直、見られたものではなかった。不器用だったけど、あきらめずに努力して花開いた。あきらめなければ可能性は開けると教えてくれました」。努力は実を結び、平成11年、定年を迎えた刑事指導員を演じた映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した。

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