産経ニュース

阿藤快さん襲った大動脈瘤破裂 60歳過ぎたらCT検査を

ライフ ライフ

記事詳細

更新


阿藤快さん襲った大動脈瘤破裂 60歳過ぎたらCT検査を

阿藤快さん

 急死した俳優、阿藤快さんの死因は大動脈瘤破裂胸腔内出血だった。動脈硬化などが原因だが、症状が出ないことも多く、破裂すると命を落とすリスクの高い病気だ。阿藤さんは心臓の血管が詰まっていると指摘されていたり、最近では背中の痛みを訴えたりしていたという。専門家は「背中の痛みは大動脈瘤破裂の典型的な症状。痛みに気付いたら、早い段階で受診してほしい」と呼びかけている。(平沢裕子、油原聡子)

突然死の原因

 所属事務所などによると、阿藤さんは13日までメールで仕事の打ち合わせをしていたほか、外出する姿を見かけた人もいた。しかし、69歳の誕生日だった翌14日に事務所が送ったお祝いメールに返信がなく、翌日も仕事の現場に姿を見せなかったため、親族らが1人暮らしだった阿藤さんの部屋を訪ね、布団の中で眠るように亡くなっているのを発見した。

 死因とされる大動脈瘤破裂胸腔内出血は、心臓から出ている胸部や腹部の太い血管(大動脈)にできた瘤(大動脈瘤)が破れる病気。阿藤さんの場合は、胸部にできた大動脈瘤が破れ、胸腔と呼ばれる胸部の空間に血液が一気に流れ込み、呼吸ができなくなったとみられる。

 東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県浦安市)の渡辺弘之・ハートセンター長は「破裂するまで症状がないことが多く、破裂した後には治療が難しい。救急車で運ばれても助からないケースもある」と話す。

背中に痛み

 大動脈の直径は、一般的に胸部で30ミリ、腹部で20ミリとされ、正常の1・5倍(胸部で45ミリ、腹部で30ミリ)を超えると大動脈瘤と呼ばれる。無症状のことが多いが、背中や胸、肩や腰などに痛みが出ることがある。

このニュースの写真

  • 阿藤快さん襲った大動脈瘤破裂 60歳過ぎたらCT検査を

「ライフ」のランキング