産経ニュース

【ゆうゆうLife】「救急専門」診療所が登場 軽・中程度の急患受け入れ 重度は高度機関へつなぐ

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【ゆうゆうLife】
「救急専門」診療所が登場 軽・中程度の急患受け入れ 重度は高度機関へつなぐ

外科系から内科系まで幅広く治療を行う。かかりつけ医には原則ならず、救急診療に集中する =埼玉県川越市の川越救急クリニック

 「救急専門」を掲げる診療所が登場している。休日や夜間など、他の医療機関が対応しない時間帯に診療所を開け、救急車で来る比較的症状の軽い患者も受ける。より高度の救急を担う医療機関に軽度の患者が集中するのを防ぐのが狙いだ。救急車の出動件数が年々増えるなか、それほど重症でない急患にどう対応するか、地域の模索が続いている。(佐藤好美)

                   

 「このままでは、救急体制はつぶれると思った」。埼玉県川越市にある「川越救急クリニック」の上原淳院長は、救急専門の診療所の開業を思い立った経緯を、こう振り返る。

 かつては、救急医療の頂点にある高度救命救急センターに勤めていた。だが、軽症や中程度の患者が次々にやってくる。高度救命救急センターが本来診るべき重度の患者に集中するには、地域で軽度や中程度の急患を受ける仕組みが必要だと5年前に開業した。

 川越救急クリニックは、休日も含めて毎日午後4時から午後10時が診療時間。だが、10時以降も、翌朝9時までは自家用車やタクシーで来る患者のほか、救急車の患者も受ける。2人の常勤医師は救急専門医で、常勤看護師は5人。患者の状態像を判別するために、CT(コンピューター断層撮影)とレントゲン、エコーを備え、検査結果もその場で分かる。

このニュースの写真

  • 「救急専門」診療所が登場 軽・中程度の急患受け入れ 重度は高度機関へつなぐ

「ライフ」のランキング