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糖尿病予防に「ベジ・ファースト」 血糖値の上昇緩やかに

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糖尿病予防に「ベジ・ファースト」 血糖値の上昇緩やかに

東京電機大の学食で提供される「野菜からかむカムランチ」。1食に10種類、200グラム以上の野菜が含まれている (同大提供)

 同区は2年前から「ベジタベライフ」と称した施策を展開している。飲食店やスーパー、青果店など、区内の約640店が協力し、野菜をたくさん使ったメニューを用意するほか、野菜サラダなどを最初に出す「ベジ・ファースト」を行っている。

 血糖値の急激な上昇を抑えるには、(1)野菜→魚や肉→ご飯やパン、という順番で食べる(2)よくかんで、ゆっくり食べる-ことが有効だ。野菜や海藻などに含まれる食物繊維は糖の吸収を穏やかにする効果があり、ゆっくり食べることで少量でも満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げる。

 取り組みは大学にも広がっており、同区千住の東京電機大では18日に学食で「野菜からかむカムランチ」(500円、118食限定)を提供する予定だ。当日は学食を一般に開放し、かむ回数の計測会や管理栄養士による食生活相談なども行われる。

 同区が行った診療報酬明細書(レセプト)を基にした調査では、糖尿病の受診が23区で最も多く、患者1人当たりの医療費も高い。区民の野菜の摂取量は1日当たり平均254グラム。全国1位の長野県(男性379グラム、女性353グラム)より約100グラム少なかった。「ベジタベライフ」によって、外食が多い人でも野菜をとりやすい仕組みを作ることで、予防につなげる狙いがある。

意識を変えて

 同区こころとからだの健康づくり課長、馬場優子さんは「料理をしない人も野菜を食べられる環境をつくりたい。食べる順番を少しだけ意識してもらうことから糖尿病予防につなげられれば」と話している。

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