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【将棋】「加古川青流戦」プロ公式戦でアマ初優勝 稲葉聡さん「まさか勝てるとは」

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「加古川青流戦」プロ公式戦でアマ初優勝 稲葉聡さん「まさか勝てるとは」

将棋の第5期加古川青流戦で、初優勝したアマチュアの稲葉聡さん=10月25日

 10月24、25の両日、兵庫県加古川市で行われた「第5期加古川青流戦」決勝三番勝負でアマチュアの稲葉聡さん(30)が現役最年少プロ棋士の増田康宏四段(17)を2勝1敗で破り、アマがプロ公式戦初優勝という大記録を打ち立てた。「まさか勝てるとは思っていなかったので、うれしい」と稲葉さんは笑顔で話した。

 加古川青流戦は、若手育成を狙って加古川市が平成23年に創設。プロ棋士四段と奨励会三段、女流棋士、アマチュアが対象で、今回は44人が参加した。

 稲葉さんは中学2年のとき養成機関の奨励会に入会したが、次第に将棋への情熱が薄れ中学卒業と同時に退会した。その後、高校2年のときにアマ大会で負けたのが悔しくて勉強を再開。立命館大では将棋部主将を務め、学生名人になった。社会人になってからも主要な全国大会でタイトルを取るなど、トップアマとして活躍している。

 兵庫県西宮市生まれ。現在は名古屋市の税理士事務所に勤務している。加古川市は、弟でプロ棋士の陽(あきら)七段と通った将棋道場がある場所。かつての弟子の快挙を見届けた井上慶太九段は「どっしりした将棋になった。アマチュアの手本になってほしい」と、今後の活躍に期待を込めた。

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